» 田舎暮らしをやや決意



いいデアイがありました(女じゃないよ)

そんなこんなの30代。もう怖いのもなど、何もありません(笑)。

・・・ある時、ふとしたきっかけから、福島の農家さんで農作業の手伝いのお仕事をすることになりました。その家は、今思い出しても、私の思うところの「田舎暮らしの理想とする場所」に近いところでした。

あまりに山!過ぎても嫌だし、あまりに平地!でもツマラナイ・・・。しかしそこは、程よく山もあるし、周りはキレイな田園風景。しかもちょっと高台で、眺めの良い家でした。そこでの生活が、ある意味私の人生を”狂わせ”ましたので、大変感謝しています(笑)。一生忘れません(・・・・その後も遊びに行っていますし、また遊びにも行きますが・・・(笑))

しょうもない話し・・・と思われるかも知れませんが、私にとってはとても刺激的で、心より「楽しい!」と思える生活でした。言葉にすると陳腐ですが、そんないくつかの小さなエピソードなどを書いてみたいと思います。

メチャメチャカッコよいオジサン

ある時、おじさん(その家のお母さんの弟)が、「天然の舞茸」を持って来てくれました。私は、へ~・・・!とは思いましたが、それ以上は特に何も考えず、午後の農作業に従事し、日も暮れて晩飯です。

娘さんが「初めて作ったので醤油でテキトーに味付けてみた」・・・という「舞茸ご飯!」・・・これが美味かった!・・・と、ここまでなら良く聞く話しですよね?「見つけると嬉しくて小躍りするから『舞茸』」・・・とか(笑)。

ふ~ん・・・と思うでしょ?・・・私も、食べるまではそう思っていました。特に味や料理にうるさい方ではないので・・・

しかしその「テキトーに作った」という舞茸ご飯には・・・上手い言葉が見つかりませんがぶっ飛び!ました(笑)。

唸りますよ。マジで(笑)。ビビリました・・という方が正確でしょうか。

天然の舞茸って、こんなに美味いものなのか!と。

本当に、衝撃的な美味しさだったんですよね。本当に驚きました(汗)

・・・そしてそのおじさん。娘さんが「どこで採ったんですか~?」と何気なく訊くと、分からないくらいの表情の変化で、微妙に顔がコワバリ・・・テキトーに誤魔化されてしまったそうです。

・・・そうなんです。一子相伝?場所は親族にも教えない!ってのは、このことか~っっ!!・・・みたいな。シビレましたね(笑)

さらにそのおじさんは、阿武隈川の源流に分け入って”テンカラ”するそうです。嬉しそうに、自分が巻いた「毛ばり」を見せてくれました。・・・そうです。それは「フライ」ではありません!見事な”毛ばり”でした。申し訳ないので何度も断ったのですが、毛ばりを二つくれました。

いっつも、ひょいとやってきて、そういうお土産を置いて、照れくさそうにひょいと帰っていくんです。
真っ黒に日焼けしていますが、とても温厚なお顔をしているそのおじさん。メチャメチャカッコよいです!

色々な意味で”熱い”人間関係

その農家さん、田舎ですので、もちろん人間関係が”濃いぃ”のは分かるのですが、それにしても、ご近所さんと、本当に良い人間関係を築いていらっしゃいました。

農家さんというのは、繁忙期にお互い助け合って作業した方が合理的である作業が多いと思いますので、普通にそういうものなのかも知れませんが・・・クサい言い方ですが、そういう”自然発生的に生まれた絆”みたいなものを、物凄く感じました。

・・・あえて、しょうもない陳腐な言い方をしてしまうと、リアル北の国からですね。

もちろん、酸いも甘いもちゃんと聞いてきましたので、良い所も悪いところもあるのは分かりますが(意地悪な人はどこにでも居るものです)・・・それでもやっぱり、自然という「絶対に勝てない相手」と戦って生きている人々ですから、本当に、本当にお互い助けあって生きているんだな・・・そうすることが、本当に自然なんだな・・・・ということが良く分かりました。

・・・一方自分を振り返ると・・・

ちょうどその当時、付き合っていた彼女の両親や祖母が、つい先日会った時に、表向きは私にニコニコ良い顔をしていたくせに、後日、実は裏では私のことを、あまり良く言っていなかった・・・ということが分かって、けっこう凹んでいた(笑)・・・。という事情が同じタイミングでありました。

それに対して、私としても「ふん!あぁそうかよ!彼女の両親だからといって知ったこっちゃ無いぜ、陰口を言うなんて卑怯者め!」・・・と思うと同時に、それ以降は、「まぁ仕方が無い、とりあえず無難に仮面で付き合っていけばいいや・・・」くらいに思っていました。

自分の周囲の人間関係では、ちょうどそんな人間関係でグチグチくすぶっていましたので・・・

その農家さんとそのご近所さん達の付き合い方。人間の真心?のようなものには、本当に、めちゃくちゃ新鮮でしたし、感動しました。

・・・なんていうか・・・「なんて、謙虚に、素朴に、かつ一生懸命生きているんだろう・・・」・・・と素直に思いました。

それに比べて、申し訳ないが、当時の彼女のご家族と俺の関係は、一体何なんだろう?なんてクダラナイんだろう・・・

「仮面で付き合って行けば良いや・・・」くらいに思っていた自分すら、ものすごく情けなく、馬鹿馬鹿しく思えましたし、やっぱり、そんな人間関係は率直に「嫌だな~・・・」と思いました(まぁ所詮人間関係は、多かれ少なかれそうなるとは思いますが・・・(笑))

・・・その彼女とは結局、その直後に別れることになりました・・・


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